禁煙外来は、たばこをやめたい人向けに設置された専門外来です。喫煙を続ける事によって喫煙者の多くが慢性閉塞性肺疾患や肺がんと診断され、在宅酸素療法や手術・抗がん剤治療を受ける生活を強いられています。
また、喫煙は生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)による動脈硬化症の進行を促進し、心筋梗塞、脳卒中のリスクをさらに高め、さらにはご家族や周囲の方々の健康にも害を及ぼします。
たばこに含まれるニコチンは麻薬やアルコールと同じ依存性薬物です。近年、喫煙は単に個人の嗜好の問題ではなく「ニコチン依存症」(ND)として捉えられるようになり、2006年4月からは病気として一部の施設で医療保険を使った禁煙治療ができるようになりました。当院は禁煙治療の施設基準を満たしており、保険適用による診療を受けられます。また、禁煙をした時には禁断症状(いらいら、倦怠感など)が強く出ますが、当院では「ニコチン補充療法」(ニコチンを喫煙以外の方法で体に与える事)により不快な症状を和らげながら禁煙を達成できるようになります。
原則予約制のため、まずは連絡を!
TEL:0465-73-7480
はい1点、いいえ0点として以下の問いに答えてみてください
問1 | 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 |
問2 | 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 |
問3 | 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 |
問4 | 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
問5 | 問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 |
問6 | 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 |
問7 | タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
問8 | タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 |
問9 | 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 |
問10 | タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
合計点が5点以上の方はニコチン依存症の治療対象者です。禁煙外来へご相談ください。